富山市岩瀬町にある北前船ゆかりの地にある『馬場家』のご紹介です。富山市にある岩瀬地区は、北前船の寄港地として栄えた港町です。ここは贅沢な材料をふんだんに使って造られた廻船問屋が残る街であり、馬場家もその一つです。馬場家は江戸後期から活躍した北前船主・廻船問屋の家で、明治前期に七代目九兵衛が建てたとされています。当家は『岩瀬五大家』の筆頭に挙げられ、北陸の『五大北前船主』のひとつにも数えられています。又、馬場家展示場では富山の教育発展に寄与した『馬場はる』についても詳しく説明されています。馬場家は2016年に国の登録文化財となっています。馬場家への行き方は、環水公園から富岩水上ラインで岩瀬まで行き、帰りはライトレールで岩瀬から富山駅まで行くのがおすすめです。

（上は正面からの写真です）

上の写真は見事な大きさの梁桁の現しです。

上の欄間は、中島杢道柵の鳳凰。