ビルやマンションのアスベスト調査において、各フロアが同じ構造で施工方法も同じであるために、全フロアでサンプリングせずに一部のフロアでサンプリングをする場合があります。おおよそを知りたい時はこれでいいと思いますが、気を付けないといけないのが実際に売買する時に、この事について適切に説明しているかです。厳密にはサンプリングしたフロアを示すべきであり、まるで全てのフロアをサンプリングしたように説明するのは危険です。特に重要事項説明書には調査履歴を書く欄がありますが、ただ単に調査ありとしてしまうと説明を受ける方は全て調査していると思い込んでしまいます。説明書を作成する時に同じ施工方法と思っていても、1部のフロアーのみ違う施工をしていたかもということを念頭にいれないといけないですね。